“弟子入り”すなわち、一門入りまでの流れと、最低限の礼儀(マナー)をここでは紹介致します。
【弟子入までの重要点】
1=選択
2=心構え
3=接触
4=準備
5=挨拶
6=見習い期間
7=決意
8=弟子入り
【1】選択
まず はじめに、誰の元に弟子入りしたいのかが一番重要な点であります。
作風や人柄など、“この人だ!”と強く思える刺青師さんをじっくり考えることが大切です。
・かっこよさそう
・やさしそう
・楽しそう
なども大切ですが、何より優先的に重要なのは、自分がその環境で“覚えていく”ことがで出来るかどうかをイメージしてみてください。
・自分が尋ねたアーティストさんのところで活躍する自分。
・尋ねた先で、どんな苦境も乗り越えられる自分
・師を師として信頼出来る自分。
これらを、より明確にイメージして見てください。
将来の自分にとって とても大事なことで、尋ねる側・尋ねられる側にとっても“真剣”なことなので、くれぐれも安易な考え方で選択するのは、避けたいところです。
【2】心構え
先にも述べましたが、尋ねる側・尋ねられる側にとっても“真剣”なことなので、心構えは基本的に必要です。
・本当に刺青業が目標なのか?
・弟子入りさせてもらえるか?
・途中でやめたりしないか?
※弟子入りするという事は、途中でやめることは基本的にありえないことです。
やめた際にも、破門状や刺青業界に通達など、常識的な処置があります。
(このことは
やめる=刺青には携われない。)
ことを意味します。
その理由に、刺青は人様の体に生涯残るものを勇む、大変なお仕事です。
その大変な仕事に携わる決意を決めると言うことは
受け入れる側の覚悟や決意も必要となります。
弟子入りすれば、親睦のあるアーティストさんに紹介したり お客様にも紹介したりと弟子としての知名度や顔を売ることになります。
そこで、一門をやめて自分で勝手にお店を出します!と、なると今まで様々なことを教えてくれたり、あちこちに紹介してくれた師や一門の面目は皆無となってしまいます。
当然、通達が全国もしくは近縁に回るので、(一門をやめた人が違うところで刺青を入れにきた)と言うことは、来店されたアーティストさんにも迷惑となってしまいます。
何事も“真剣”ゆえに許されることと、許されないことがあることは、事前に心構えとして考えておくことが重要かと思います。
【3】接触
私は俺は、それでも刺青業に入りたい気持ちは“本物なんだ!”と決意したら、いよいよ弟子入りしたいアーティストさんを尋ねるわけですが、その前に注意したいことは
1 お問い合わせフォームや連絡先があれば、BBSなどではなく直接お問い合わせする。
2 あだ名や下の名前ではなく、姓名をきちんと伝えてお問い合わせする。
3 どこに住んでいて、どういった経路で弟子志願しているかを伝える。
これらのことは、いずれも重要な点です。
バイトにしても就職・弟子入りもそうですが。
たとえば『相撲部屋』に弟子入りいたい!と考えたら、ファンサイトやHPから尋ねるのは失礼に当たります。
電話や直接、文章で直接的に尋ねるのがマナーです。
また、真剣な場面ですので電話などで尋ねる場合も
例『お忙しいところすみません、私は●●に住む ●●(姓名)と言います。
●●さんのHPを拝見して、真剣に弟子入りしたいと何日も考えてきました。
お話だけでも聞いて頂きたいので、迷惑かと思いますが、お伺いをさせて頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。』
など、明確に伝えると好印象ですし真剣さも伝わりやすいです。
これらを踏まえ、相手に失礼のないように接触を持って、一門入りを目指して頑張ってください!
※ この時点で『弟子はとってないんです』というところも御座います。
また、あちこちに“また掛け”して尋ねてまわると、その情報は彫師の間で回ることもあるので、
印象はかなり悪いです。
『この人!!』と決めたら浮気をせずに、信念を持って接触することが望ましいと思います。
※ 尋ねる側も受け入れる側も、とても“覚悟”のいることなので、すんなり“弟子入り”が叶うとも限りません。 ”私が弟子入りの際“もし”断られていたら、相手には迷惑かもしれませんが、毎日STUDIOの前で朝から夜まで正座して、本気と気持ちを伝えたと思います。
悔いは残したくないので、全力でやります。
『刺青師になりたいんです!』という気持ちが本気で伝われば、受け入れられずとも“その道しるべ”は残してくれるはずです。
心から尊敬し、尋ねたアーティストさんが残す“道しるべ”ならば、私はそれを受け入れて“夢をあきらめない”人生を全うします。
【4】準備
接触を取って、弟子入りが叶う兆しが見えてきたら。本格的に弟子入りする前に心の準備が必要です。
各一門によって、弟子入りの際の条件など異なってくると思います。
例えば、
・バイト禁止
・部屋住み
・親の承諾
など
いずれも、“学ぶ環境”にとって大切なことなので、事前にそれらの条件に合った準備をしなければなりません。
・バイトが禁止ならば事前に貯金が必要です
・部屋住みがあるならば、恋人や親に説明が必要です
・親の承諾が必要であれば、親の理解が必要です
このほかにも、様々な条件がる場合もあるかと思うので、その心の準備も大事なところです!
※ 弟子入りについて、お問い合わせの段階で詳細説明があるとも限りません。
弟子を取ってくれるところであれば、一度STUDIOまでご来店ください。
と言うところがほとんどかと思います。
直接伺った際に詳細に説明してくれることもありますが、要点だけを伝えられる場合、弟子志願者からの質問を待っている場合など、様々なアクションも考えられます。
直接尋ねる際は、事前に“失礼のない”質問点をメモして、説明がない場合は自分が納得できる様に聞くことも重要です。
【5】挨拶
“接触”を取って、弟子入りの際の説明も聞いて“準備”が出来たらいよいよ挨拶です。
これから、夢や目標とする“刺青師”になるための大事な『技術や心』を学ぶ訳ですから、スタートはとても肝心です。
例えば
『これから、お世話になります。 途中で“挫折しない覚悟”で来ましたのでよろしくお願いします。』
など、自分の“覚悟”を相手(師)に伝えることで、受け入れる側の信頼や安心感も得られるとおもうので、お互いの“覚悟”は、より強まってスタートすることが出来ると思います。
【6】見習い期間
正式に弟子入りする前に、採用期間(弟子見習い期間)があるところも御座います。
当一門(刺道心伝流)では、
・信頼関係
・相性
・信念
を見るために、そう言った“期間”を設けております。
STUDIOの雰囲気や1日の流れを現場で目にしてもらい刺青業の流れを知ってもらい、“一緒に”何かをすることでお互いの性格や相性も分かってくと思います。
長く一緒にいると当然ですが“良いところも悪いところも”見えてきます。
後になって『やっぱり合わないかも』で許される世界ではないので、この弟子見習い期間にお互いの相性をみることが重要かと思っております。
また逆に、刺青業の大変さを目の当たりにし、圧倒されて『やっぱ無理かも』と根負けする様ならば“信念”とは呼べないと思うので、この期間内には“刺青業体験”を行って、再度ご自身の気持ちを確かめる意味合いも含まれております。
思った以上に“大変な世界”だと感じたり、思った以上に“自分を磨きやすい”と感じたり、この期間に学ぶことも多いと思います。
晴れて弟子見習い期間を終えればいよいよ、正式な弟子入りです。
【7】決意
何度も言う様ですが人様のお体に“一生残る魂”を勇むお仕事です。
“弟子”となれば、途中で簡単に『やめます』とは、ならないはずです。
・家族や恋人・親友など、周りの“賛成”や応援も大切なところです。
自分の信念を周りの人々に“理解”してもらえてないと、後になって周りから『もうやめちゃいなよ』的な反対意見を受ける可能性も御座います。
日々、修行の大変さから弱気になることもあります。反対意見が参入すればネガティブにならざるを得ません。
逆に、理解者が回りにいることで、大変なときも乗り越えられる“力”になるはずです。
そうした環境を事前に作っておいて、再度自分の気持ちに問いかけてみてください。
『私は刺青師にないたいのか? なれるのか? その心の準備は出来ているのか?』
迷いのない“決意”があれば、“がむしゃら”に前を向いて進んでください!
師匠となる人は、どんなことがあっても必ず
『前に進む者の手をはなしたりはしません』
“信じる心”
“前に進む心”
“揺るぎない心”
を持って、素晴らしい“刺青師”になってください!
^^
【8】弟子入り
念願の弟子入りとなれば、刺青師になる“第一歩”がスタートとなります!
学ぶ環境の中で、辛いこと、苦しいこと、嬉しいこと、楽しいことなどが、たくさんあります。
日々、1つ1つのことは“決して無駄になることはありません”
多くのことを吸収して、そこで学んだ“技術と心”でたくさんの『お客様を笑顔に』出来る刺青師を目指してください!
私も頑張ります!
^^
最後に、弟子入りとなれば、決して“一人ではありません”
・自分の行動
・言動
・心持ち
良くも悪くも、すべてが一門に影響します。
気持ちよく学ぶ環境を作るのは、自分自身でもあります。
“責任”と“自覚”を忘れずに、
輝かしいデビューを飾ってください!
いつでも応援しております!
最後まで読んで頂き本当にありがとう御座います。
言葉が強くなったり、不快を与えてしまう表現と見受けられた点が御座いました際
には大変申し訳御座いませんでした。
十人十色、共感できるところとそうでないところもあったかもしれませんが、私なりに“覚悟と信念”を持って、あくまでも刺青師 刺道の観点から記述したことです。
ご理解のほどよろしくお願いします。
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